決算等審査特別委員会、第2分科会の教育費で質疑をしました。
現在、仙台市立の学校は200近くあります。築40年以上が75校。雨漏りや壁や床の破損など早急な対応が求められています。
仙台市は、小中学校5校(築40年以上4カ所、築20年ほどが1カ所)を選んで大規模な改修を行うことで、今後の建物の長寿命化の検証をするとしています。
また、市立の学校は指定避難所となっていますが、体育館に車いす対応トイレがないところもあり、生徒からも要望が出ていました。認識と対応を求めました。
給食調理場も夏は38度以上、冬は10度以下になるところもあります。施設設備や食器も老朽化しており、対応を求めました。
仙台市は市立小中学校はすべて完全給食であり、本年5月1日時点でアレルギー対応食は1182名、医療的に必要のある病態食については37名の実施をしています。また宗教に対応したハラル食も一部実施していますが、はっきりとした数は統計としてとっていないとのことでした。
給食調理員は現在4名が欠員であり、その原因と対応についても質しました。また、2005年から行っていない給食調理員等の技能職員の正規職員の採用も強く求め、考え方を質しました。
学校給食は、困難を抱える子どもたちにとって、一日のうち唯一栄養バランスが整った食事と言う事例も耳にします。セーフティネットとしても期待が高まっています。学校施設の改善のためにも、予算の確保と、国に対してもしっかりと求めるよう、教育長の決意を聞きました。
質疑が終わった廊下で「堂々としていましたね」とほめられちゃいました。