月間Wedgeの2024年4月の最新号に私が取材を受けた記事が掲載されました。
日本の雑誌 『Wedge』は、JR東海グループの出版社ウェッジが毎月発行している政治経済のオピニオン誌である。東海旅客鉄道東海道新幹線のグリーン車で旅客向けに無料配布されている。「時代の先端を行く雑誌」を自認する。題号は英語で「くさび」を意味する。
と説明されております。
そして、なんとなんと東海道、山陽新幹線のグリーン車に乗る層は85%が男性で平均年齢が48.8歳。
Wedge誌をグリーン車の座席から持ち帰る ビジネスパーソンは、約61%います。 課長・部長以上の役職者の割合が約70%と高く、 代表取締役を含むボードメンバーが約24%を占めています。エグゼクティブ層のビジネスパーソンのグリーン車利用頻度は高く、 1週間に1度以上利用する人が約20%います。とのことです。このような方々が読まれるのであるかと。
私が日々接している世界とは違うなぁ、こんな風景もあるのだなぁと感服しているわけなのですが…
さて、この月刊誌に何を取材されたかというと、特集のレポート「学校給食の”静かな危機”子どもの食体験を守れ」で、給食関係にいた議員の立場ということで取材をされたわけなのです。
物価高騰などで学校給食も静かな危機を迎えているということ、また給食費無償化が叫ばれている中、給食業者、行政、教育委員会、栄養教諭、調理委託業者、学識経験者など、ありとあらゆる取材で学校給食の基本、栄養価を満たす涙ぐましい工夫、地産地消、農家とのコラボ、食と農のまちづくり条例がある自治体、学校給食の調理方法など広範囲にわたる記事はあっぱれなのでした。
私は、現場で献立を考え給食を出していた管理栄養士の立場、ジェンダーの見地からも学校給食の立ち位置について発言したことが掲載されています。
学校給食を単なるコスト(削減)の対象として見ることは慎むべきとしていることに大きな同意をしております。
また、この誌を見る層はたぶん学校給食を社会のメインストリームとしてとらえている人は少ないという想定から、これまで私にはあまり縁がない方々であっても、東海道新幹線グリーン車でのご縁で、少しでも学校給食を捉え、ジェンダーの意識も大いにかかわるのだということを気づけば嬉しいなぁと思うのです。
取材してくださった担当記者さんも、とても真摯に話を聞いてくれ、興味深いことで勉強になったとお話しくださいました。すごくうれしいことでございます。
長年続けているとこんな出会いもあるのだなぁ。
さて、この文書の前半に出てきた「ボードメンバー」って、私の立ち位置だと「ボードゲーム(カードゲーム)をするゆかいな仲間たち」と読み取ってしまうのだけれど「会社の主要メンバーである取締役」という意味なんですって。